CASE 01スマホゲーム / 継続・離反

『熱狂』より『習慣』── AIインタビュー100件で見えたスマホゲームが続く本当の理由

対象アプリゲーム利用者 100名期間約10日間属性20〜30代66% / 男性68%

「Fast Interview」のリリースを記念し、アプリゲーム利用者100名を対象とした自主調査レポートを公開しました。AIインタビュアーがユーザーに音声でインタビューを行い、現在遊んでいるゲーム、利用頻度、継続理由、起動する瞬間、新規ゲームへの関心などを、一人ひとりの回答に合わせて深掘りしました。

見えてきたのは、スマホゲームが「強い熱狂」や「長時間の没入」だけで続いているのではなく、休憩中・移動中・寝る前・暇な時間といった日常のすきま時間に自然と起動される「習慣」として機能している実態でした。

調査概要

調査名
アプリゲーム利用実態インタビュー調査
手法
Fast Interview による音声AIインタビュー
対象
スマートフォン・タブレットのアプリゲーム利用者
有効回答
100名(AIインタビュー完了者)
属性
20〜30代が中心(66%)/ 男性68%
期間
2026年4月24日〜5月3日
調査項目
現在遊んでいるアプリゲーム、利用頻度、継続理由、プレイシーン、新規ゲームへの関心、ゲーム選定時の重視点など

AIインタビューで見えた、5つの本音

1. 継続理由は「面白すぎる」より「なんとなく開いてしまう」

多くの回答者は「寝る前」「暇なとき」「休憩中」などに遊んでいました。継続理由として目立ったのは、壮大な世界観よりも「短時間で遊べる」「操作が簡単」「少しずつ進む」「毎日開くのが習慣になっている」といった声。ユーザーの可処分時間を大きく奪うというより、日常の空白に入り込むことで継続されていると考えられます。

2. 長く続くゲームには「積み上げ」と「戻りやすさ」がある

長期的に遊ばれているタイトルでは、育ててきたキャラクター、進めたステージ、ログインやイベントの積み重ねが継続の理由になっていました。「やめる理由がない」「せっかく続けてきたから」という形で、生活の中に残り続けます。

3. 新しいゲームは“探す”より“出会う”

新規ゲームの発見経路は広告・SNS・YouTube・友人紹介・話題性など、「偶発的な接触」が中心でした。自分から積極的に比較検討して探しているユーザーは必ずしも多くなく、「検索される」こと以上に「たまたま目に入る」「友人との会話に出てくる」接点の設計が重要になっています。

4. ユーザーは“面白そう”だけでなく“損しなさそう”も見ている

新しいアプリゲームを始める際には「面白そう」に加えて、「無課金でも楽しめそう」「難しすぎなさそう」「レビューが悪くない」「短時間で試せそう」といった低リスク性も重視されていました。「今すぐ試しても失敗しなさそう」と感じさせることが、新規獲得の鍵になっています。

5. 「モンスト」「ドラクエ」「ツムツム」など、既知IPや友人関係も継続を支える

既存IPやキャラクターへの愛着が継続の理由になっていました。また「荒野行動」「ロードモバイル」など、友人と協力・対戦できるゲームも利用継続のきっかけに。一人で遊ぶものと思われがちなスマホゲームが、好きな作品への愛着や友人関係、SNSでの話題性に支えられている様子がうかがえました。

アンケートでは見えない本音を、AIが言語化

通常のアンケートでは「どのゲームを遊んでいるか」「どのくらいの頻度で遊んでいるか」は把握できますが、「なぜ続けているのか」「本当にハマっているのか」「どの瞬間に開いているのか」「新しいゲームをどう選ぶのか」といった背景は見えにくいもの。Fast Interviewでは、AIが回答に応じて追加質問を行うことで、ユーザー自身も明確に言語化していなかった利用理由や行動パターンを引き出せました。

ゲーム・エンタメ企業への示唆

考察と結論

アプリゲーム市場では、ユーザーを「どれだけ熱狂させるか」だけでなく、「どれだけ自然に日常の中へ入り込めるか」が今後さらに重要になっていく可能性があります。

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